一日中忙しそうなのに、なぜか成果が出ない人の正体

生産性の話をすると、多くの人が「早く終わらせる」「残業しない」みたいな話をする。
でも、現場で本当に困るのはそこじゃない。
めちゃくちゃ時間をかけているのに、成果物が大したことない人。
コンサルの現場でも、社内でも、このタイプは一定数いる。
本人は忙しい。
資料も作っている。
会議にも出ている。
なのに、アウトプットを見るとこう思ってしまう。
「……で、何が言いたいんだっけ?」
今日は、生産性が低い人を責める話じゃない。
「仕事ができる人」と「できない人」の違いは、どこで生まれているのか
コンサルで働いていると、同じ時間、同じテーマ、同じ情報を渡しているのに、
成果物の質がまるで違う、という場面に何度も出会う。
仕事ができない人ほど、こう言う。
「結構時間かかりました」
「一通り全部調べました」
「念のため網羅してます」
一方で、仕事ができる人は、提出するときにあまり時間の話をしない。
代わりに、
「今回の論点はここです」
「この3点だけ見てください」
と言う。
この差は、能力というより思考の使い方の差だ。
生産性が低くなりがちな人の特徴
まず一つ目。
ゴールが曖昧なまま作業を始める。
「とりあえず資料作ります」
「一回全部洗い出します」
これ、すごく頑張っているように見える。
でもゴールが定まっていないから、途中で方向修正が入るたびに作り直しになる。
結果、時間はかかる。
でも成果物はぼやける。
二つ目。
考える前に手を動かす。
スライドを開く。
Excelを立ち上げる。
ネットで調べ始める。
でも、「何を伝えるか」「何を決めたいか」を頭の中で整理しないまま作るから、情報は多いのに、結論が弱い。
よくあるのが、30枚の資料を見せられて、
結局「で、どうするの?」と聞かれるパターン。
これ、完全に生産性が低い状態だ。
三つ目。
全部自分で抱え込む。
仕事ができない人ほど、「ちゃんとやらなきゃ」と思っている。
だから、
・確認を頼まない
・途中で相談しない
・完成するまで見せない
結果、方向性がズレたまま時間だけが過ぎる。
一方、仕事ができる人は、早い段階でこう言う。
「今こう考えてますけど、ズレてないですか?」
「この前提で進めて大丈夫ですか?」
修正が早い=無駄が少ない。
これも生産性の正体だ。
じゃあ、仕事ができる人は何が違うのか
一言で言うと、「成果物から逆算して動いている」。
・最終的に誰が見るのか
・何を判断してもらいたいのか
・一言で言うと何なのか
これを先に決める。
だから、調べる量も必要最低限だし、資料もシンプルになる。
時間は短い。
でも、刺さる。
コンサルの現場でよくあるのが、「作業量」と「価値」を混同しているケース
・何時間かけたか
・何ページ作ったか
・どれだけ苦労したか
これは、クライアントには関係ない。
クライアントが欲しいのは、意思決定がしやすくなること。
それだけだ。
生産性が高い人ほど、この視点がぶれない。
この話、実は社内にもそのまま当てはまる
「忙しい人」が「価値を出している人」とは限らない。
むしろ、忙しそうなのに成果が出ていない人が増えると、組織全体の生産性は一気に落ちる。
・判断が遅くなる
・会議が増える
・確認作業が増える
結果、みんな疲れる。
じゃあ、どう改善するか
難しいことは要らない。
まずは、「それ、何のため?」を言語化すること。
・この資料は何を決めるため?
・この作業のゴールは?
・3行で言うと何?
これを習慣にするだけで、生産性はかなり変わる。
生産性が低い人は、能力が低いわけでも、怠けているわけでもない
ただ、力の使いどころを間違えているだけだ。
時間をかける前に、考える時間を取る。
頑張る前に、ゴールを決める。
これができるようになると、同じ8時間でも、出てくる成果は別物になる。
もし今、「みんな忙しいのに、前に進んでないな」と感じているなら、それは努力不足じゃない。
生産性の設計が、ズレているだけかもしれない。
MAUE consulting 人事コンサルタント
「就活で後悔しないために、あなたのキャリアに合った企業選びをサポート」
私たちは、数百社の人事コンサルティングを行い、就活生の方向けに“働く場所”選びの大切さを発信しています。
これからも「就活生が知っておくべき本音」をどんどん発信しますので、ぜひフォローして最新情報をチェックしてください!


